医療者向けセミナー
2018年01月25日
職場の愚痴を言う前に自己学習しろ!
結局のところ、自己学習をしないとダメよ、という話です。

例えば、おむつ交換や、車いす移乗、接遇も含めてですが、技術といわれるものは年々進化しています。
進化というか過剰になっているようなフシもありますが。
現場の職員の中には、不幸にして良き先輩に出会えず、自己流で業務をこなしている人がいます。
これはユニットケアになってからますますその傾向は強くなっているような気がします。
はっきり言って、ヘタなんです。

自己流でも無意識に理論や根拠に基づいていればまだいいのですが、ヘタな自己流だけで経験を積んでいく人がいるんです。
特にユニットケアでは、ほとんどの業務を一人でこなすために誰かに聞いたり、盗み見るチャンスがないのです。
そこで親しくさせていただいている介護職員の皆さんにアンケートをとってみました。(50名ほど)
プロはどのようにして自分のスキルを維持、向上させていくのか。聞いてみました。
ネット、専門書、内部研修、自主参加セミナー、職員に聞く、利用者に聞く、マニュアルがある、飲み会で聞く というものが多かったです。

これいいなー、と思ったものは
①定期的に腰痛アンケートを取る
ヘタだから腰痛になる、という説もありますが、とりあえず、現象面から確認して、対策を取るのはやさしいですね。

②その都度、やり方の統一を図るために話し合いをする
めんどくさがりの職員にはますますやる気をなくさせそうですが(笑)やっぱり大事なことです

③担当の委員会が指導をし続ける
例えば、おむつ交換の技術であれば、排泄委員会による指導が入り、合格が出るまでずっと指導が入るんです。これもめんどくさがりの介護職員にはキツイですが、いいですね。ダメなものはダメと言いましょう(^^)/


まとめ(プロがプロスキルを維持、向上するには)
①環境面で支える
内部研修で基本技術の確認をする、なければ外部研修に出す。
定期的な技術の確認、個別の指導、個別のパターンの違いについてのレクチャーをする
マニュアルと自己確認できる基準やチェック表を作成する

②自己学習する(要するにやる気)
やはりこれがいちばんなのです。環境に恵まれなくとも、自分で学ぶしかないのです。
セミナーに参加する、本、ネット、先輩、飲み会などで確認をする。
利用者に聞いていく。 ※僕がアンケートをとった皆さんはほとんどコレでした。

③下手な人にはしっかりアドバイスする
あいつはダメだ、と陰で愚痴を言うのではなく、厳しく指摘すること。
これが風土としてないところは、どのようなアドバイザーを入れても効果がないのです。
自分が下手だということに気づいていない職員さんも多いのですよ!!!

良い環境+これでいいのか?という意識+正しさを確認する行動=プロ
です。

当たり前のようですが、意識の低い職員さんには全く関心のないことですからね。

いわゆるヘタな人たちを調査すると、ほぼ、自己学習はないです。

  知野吉和

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