医療者向けセミナー
2019年3月21日
内覧会を甘く見るな!
内覧会は就職説明会だと思ってやったらいいよ、という話です。

そろそろ、また新規の事業所が立ち上がる季節です。
僕の地域でも、いくつか事業所が立ち上がり、内覧会の案内も回ってきています。

ハウスメーカーの展示場を見ても、介護施設の内覧会でも共通して、ヘタだなーと思えるのは
・ここが居室です。
・ここが食堂で、ここで食事やレクをやります。
・ここが特浴で、このようにして入浴介護をします。

ハウスメーカーでもそうですが、間取りとか、特に、システムキッチンや、トイレなど、製品の説明や、用途の説明で終わっているのです。

大事なのは、どういうコンセプトでこの建物を作って、どのような生活や介護ができるのか、ということです。
要するに目に見えないところの説明です。

そして、介護施設の内覧会は、他施設の職員もかなり見学にきます。
「あー、この間取りだと夜勤大変だわ」とか
「このトイレ介助しにくいわ」とか
「ここだと働きやすそうだわ」とか

必ず自分の職場と比較して、自分が働いたらどうなるかのイメージをしているはずです。

そこで間取りや特浴の説明をしたところで、「ふーん」で終わるんです。
新しくていいなーとか、広くていいなー、で終わらせるのではなくて
内覧会は就職説明会気分で企画したらどうでしょうか。

どうせ人員が確保できないままオープンするこのご時世ですから。

『ウチの施設は徘徊する利用者に半径5キロまで付き合います!』とか
『ウチの施設は新しい提案をすると賞金3000円もらえます!』とか
『今なら転職したら祝い金30万出します!』とか

音楽も鳴らさない、お茶しか出さない、ただの間取りと製品のご案内だけだったら、もったいないと思います。

音楽じゃんじゃん鳴らして、くじ引きとか、屋台とか、ランチとか、ケーキバイキングとか、同時に会社説明会でもやったらいいと思います。

そこで一人でもゲットできれば、『オープンしたらどうなるんだ!?』と不安に感じてる職員たちもちょっと安心です。

ダサい内覧会なんか誰も興味ねーよ、という話でした。

うっしっし

知野吉和

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